地下鉄では、エレベーターや可動式ホーム柵、多機能トイレなど様々なバリアフリー施設の整備をすすめています。
地下鉄全87駅において、エレベーターでホームから地上まで移動できるバリアフリールートがあります。
お年寄りや車いす・ベビーカー等ご使用の方が、安全で円滑に移動できるよう引き続きエレベーター整備を進めています。
また、エレベーターを利用した移動ルートの案内のため、ホームや改札階の壁面等にピクトグラムを使用した案内サインを掲示するほか、駅構内図への移動ルートの表示、エレベーター最寄りの壁等にエレベーターの行先を示す案内図の掲示を行っています。
さらに、交差駅を中心に、点字ブロックの中央に緑色のラインを引き、移動ルート上の分岐点や曲がり角の床面にエレベーターの方向等を示す誘導ラインを設置しています。
地下鉄駅ホームで軌道への転落事故や列車との接触事故を未然に防止し、お客様により安全に地下鉄をご利用いただけるように可動式ホーム柵の設置を進めています。令和4年度末現在、東山線(22駅)、名城線・名港線(34駅)、桜通線(21駅)、上飯田線(2駅)に設置しています。
鶴舞線の可動式ホーム柵の整備は、庄内緑地公園駅から赤池駅までの19駅について、令和8年9月に開催されるアジア競技大会までに供用開始できるよう進めています。
車いすをご使用の方をはじめ、オストメイト(人工肛門・膀胱造設者)、乳幼児をお連れの方などがご利用いただくことができるトイレです。ベビーベッドやオストメイト対応水洗器具、大型の荷物置台などを備えています。
車いすやベビーカーをご使用の方が直接通行できる幅の広い自動改札機を全87駅に設置しています。
ホームと車両の床には、2から11センチメートル程度の高低差があります。駅職員にお申し出頂ければ、簡易スロープ板を掛けて段差を解消し、車いすをご使用の方が乗り降りし易い対応をしています。
(降車駅の職員が、同じ扉の前でお待ちしています。)
また、車いすをご使用の方をはじめ誰もが円滑に地下鉄をご利用いただけるよう、駅のホームと車両の段差・隙間を縮小する取組を進めています。
地下鉄では、地上からホームまで、安全に誘導するために、全ての駅で視覚障害者誘導用ブロックを設置しています。
また、ブロックに沿って、改札口、階段、触知図案内板等の位置を音によりお知らせする整備をすすめています。